サブリースありきで、お任せ三昧の計画を立てるのは良くない?

アパート経営をするのに巨額の建築費だけを銀行から融資してもらって、あとはサブリースの会社に丸投げ。

それでは自身の大家としてのキャリアが育たないのと同じです。

少なくても自立した考え方で計画を立ててみましょう。

■丸投げしてしまうだけでは大家の意味がない。

定年退職後の安定収入を目的に、俗に言う“サラリーマン大家”を実行している人は数多くいます。

一括借り上げシステムであるサブリースを前提にアパート経営をスタートさせることは悪くはありませんが、自分がまったく何の勉強もせずに丸投げしてしまうのは考えものです。

賃貸業は、借り手がいて初めて成り立つ商売ですから、少なくてもいまある空地に多額の建築費用を投じて採算が取れるものであるかどうか、それくらいのことは自分で試算してみましょう。

■家賃収入の半分は返済とサブリース手数料に。

仮に8戸のアパートを建てる建築費として銀行から5,000万円を融資してもらったとすると、賃料7万円で月々の家賃収入は56万円。

返済比率30%で見積もると、毎月のローン返済額は16万8,000円になります。

サブリースの場合、家賃保証はしてもらえますが、賃料の20%が手数料になるので、銀行の返済比率30%とあわせると、家賃収入のうち半分の50%は、返済と手数料に消える計算になります。

家賃収入が58万円なので手元に残る額は28万円です。

■手取額が28万円だとしても、建物の劣化や修繕維持費を積み立てる必要があるので、それほどの余剰金は手元に残りません。

立地が良くて交通・周辺環境に問題がなければいいのですが、空室率が高く改善が見込めない場合、サブリースの会社でも契約更新をしない可能性があります。

試算の段階ではサブリース抜きで採算見通しを立ててみて、建築費の回収が何年で可能になるのか把握しておきましょう。

他人任せで巨額の借入れをしてしまうのは危険です。

家賃収入も良いことだけとは限りません。

この記事はマンションですが、アパートも例外ではありません。

失敗談や家賃収入に関する落とし穴など、マイナス面も知っておくと良いでしょう。

参考サイトご紹介・・・賃貸マンションの「格差」拡大中 建設人気のウラに潜む落とし穴